- 2018-9-2
- not, pythonプログラミング
- in, not, python
- 【Python】not inの使い方 はコメントを受け付けていません
前回の記事では複数行に渡るコメントを
効率よく記載していく方法について解説しました。
コメントというと#をイメージするかと思います。
ですが、複数行にわたるコメントだと
1行ごとに#と記載するのは面倒です。
こちらの記事で解説している方法だと
1行ごとに#をつけなくても
複数行に渡ってコメントを入れることができますよ。
⇒【Python入門】複数行にわたるコメントを効率的に記述する方法
それではここからが本題です。
この記事ではinとnotの使い方について解説します。
【Python入門】inの使い方
まず例題1をご覧ください。
例題1 a = (100,200,300) b =200 if b in a: print('入ってますよ')
例題1を解説していきますね。
a = (100,200,300) b =200
ここは変数aに(100,200,300)を代入し
変数bに200を代入しています。
「変数の代入について詳しく知りたい」
という方はこちらの記事をご覧ください。
⇒【Python入門】変数の代入についてわかりやすく解説
で、変数bに入っている200という数値が
変数aに入っているかどうか?確かめるときに
『in』を使います。
具体的には
if b in a:
みたいな感じで使います。
上記は変数aの要素が変数bの中に入っているの?
という意味になります。
print('入ってますよ')
で、変数bの中に変数aの値(200)が入っている場合には
『入ってますよ』と表示させるという意味になります。
if文について詳しく知りたい方は
こちらの記事をご覧ください。
⇒【Python入門】if文でelifとelseを使い分ける考え方
実行すると
『入ってますよ』と表示されます。
【Python入門】not inの使い方
次に例題2をご覧ください。
#例題2 out inの使い方 a = (100,200,300) b =400 if b not in a: print('入ってませんよ')
例題2では
if b not in a:
がポイントです。
not inがあることで、変数aの中にbの要素がないなら、
つまり、変数aに400がないなら・・・
という意味になります。
実際、変数aに400はありません。
そのため、次に
print('入ってませんよ')
が実行され、『入ってませんよ』
と表示されます。
実際に例題2を実行してみましょう。
『入ってませんよ』と表示されましたね。
【Python入門】notの使い方
では例題3をご覧ください。
#例題3 a = 100 b = 200 if not b == a: print('違いますよ')
例題3ではまず
a = 100 b = 200
として、変数aに100を、変数bに200を
それぞれ代入しています。
そして
if not b == a:
としています。
これは変数aが変数bと同じでないならという意味になります。
そして実際に変数aと変数bは同じではないので
print('違いますよ')
が実行され、『違いますよ』と表示されます。
実際に実行してみましょう。
【Python入門】notってどういうときに使うの?
notはbool型の時に使うことが多いです。
bool型についてはこちらの記事で詳しく解説しています。
⇒Pythonで使う変数の型4.bool型
たとえば例題4をご覧ください。
#例題4 a = True if a == True: print('正しいです。')
bool型は
a = True
のTrueです。
で、
if a == True:
は、『変数aがTrueなら』、
という意味です。
実際に変数aにTrueを代入しているので
実行すると『正しいです』と表示されます。
ただ、例題4みたいな面倒な書き方をする必要はありません。
#例題5(例題4を変更) a = True if a: print('正しいです。')
例題5は
if a:
となっています。
変数aにはTrueが入っているのは間違いないので
例題4みたいに
if a == True:
と記述する必要はありません。
実際に例題5を実行すると『正しいです』と表示されます。
では
#例題6(例題4を変更) a = True if a != True: print('正しいです。')
変数aがTrueでないと表現するとき
if a != True:
と!をつけて否定する方法があります。
でも、そもそも変数aにはTrueが入っています。
#例題7(例題4を変更) a = True if not a: print('正しいです。')
そこで、
if not a:
とnot a:
として変数aを否定した方がすっきりしますし、わかりやすいわけです。
こんな感じでnotはbool型を否定するときに
使用することが多いです。
以上で解説を終わります。
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