- 2018-8-18
- for, pythonプログラミング
- for文, python, 書き方
- 【Python】for文の書き方を誰でもわかるように解説 はコメントを受け付けていません
前回の記事でif文について
知っておかないとエラーになること
知っておくと便利なことについて書き方とともに解説しました。
この記事ではfor文について解説していきます。
目次
【Python】for文の書き方具体例
Pythonに限った話ではありませんが
for文を使うことで似たような処理を何回も繰り返し
実行することができます。
それでは書き方の具体例に入っていきましょう。
#例題1 a = [6, 7, 8, 9, 10] for b in a: b *= 5 print(b)
例題1で、
a = [6, 7, 8, 9, 10]
はリストです。
変数aにリストを代入しています。
リストの中には
6,7,8,9,10という整数が入っています。
このリストに対してfor分を使って
ループで処理を行います。
「リストって何?」
と気になる方はこちらの記事をご覧ください。
話を元に戻して
for分の書き方は次の通りです。
for b in a: b *= 5
for文がある行の最後に『:(コロン)』がありますね。
このような書き方をすると、bには
1回ループするごとにリストaの要素が順番に入っていきます。
なので、1回目のループではリストaの最初の数字『6』が
bに入っていくわけですね。
そして
b *= 5
によって、bに入った6を5倍し
30となります。
print(b)
によって、30が表示されます。
さらに2回目のループに入ります。
2回目のループでリストaの2番目の数字7がbに入るわけですね。
それから7を5倍して
print(b)によって35が表示されます。
こんなことをリストaの最後の数字、『10』が終わるまで繰り返します。
つまり全部で5回ループが行われることになります。
したがって例題1を実行すると
30
35
40
45
50
と表示されます。
実行してみると
リストaの値がそれぞれ5倍されていますね。
こんな感じでfor文を使うと
処理を繰り返すことができるわけです。
【Python】rangeを使ったfor文の書き方
続いてrange()を加えたfor文の書き方について解説します。
例題2をご覧ください。
#例題2 for a in range(9): a *=3 print(a)
例題2では
for a in range(9):
が重要です。
range(9)となっていますね。
これは0,1,2,3,4,5,6,7,8
という意味です。
要するに0から9より1だけ小さい整数である8まで
変数aに入れるという意味になります。
それから
a *=3
によって、それぞれの整数『0,1,2,3,4,5,6,7,8』
に対して3倍します。
こういったことが
for文によって繰り返し処理されます。
例題2では9回ループされることになるわけですね。
その結果、例題2を実行すると
0
3
6
9
12
15
18
21
24
と表示されます。
【Python】for文に登場するrangeは開始値や終了値などを指定できる
例題2ではrange(9)とすることで
0から8までの数字を変数aに代入することができました。
for文に登場するrangeは
・開始値
・終了値
・ステップ
を指定することもできるんです。
例題3をご覧ください。
#例題3 # range(開始値, 終了値, ステップ)と指定することができます。 for a in range(20, 40, 6): print(a)
実行すると
20
26
32
38
と表示されます。
例題3で大事なのは
for a in range(20, 40, 6):
です。
で、range(20, 40, 6)
となっていますね。
range(開始値, 終了値, ステップ)
となっているんです。
開始値は最初の数字です。
ここでは20が該当します。
それから終了値ですが、40が該当します。
で、終了値40の1つ前までの数字で終わります。
なので、40は該当しません。
あと、ステップはいくらずつ数字を増やすかという意味です。
ここでは6になっているので6ずつ数字を増やします。
そのため、20から始まり、6増やして26、
さらに6加えて32、さらに6加えて38が
表示されたわけですね。
【Python】rangeを使ってリストを作る方法
rangeを使ってリストを作ることもできます。
いちいち、数値を入力しなくても
規則性のある数値なら、rangeを使うことで
簡単にリストを作ることができるんですね。
#例題4 # list(range(開始値, 終了値, ステップ))とすることでリストにできる x = list(range(20, 40, 5)) print(x)
例題4を実行すると
[20, 25, 30, 35]
と表示されます。
リストになると、[]でくくられます。
リストについて詳しく知りたい方は
こちらの記事をご覧ください。
【Python】for文の書き方まとめ
この記事ではfor文の書き方について説明してきました。
for文を活用することで、同じような処理を
繰り返し繰り返し書く必要がなくなります。
for文の書き方がわかると
面倒な手間が省けるってことですね。
またその結果、コードが短くなるので
処理速度が速くなります。
一石二鳥ですね。
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