- 2018-8-6
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- 【Python入門】変数の型についてわかりやすく解説 はコメントを受け付けていません
ここまでの記事でPython入門編として
変数についてたくさん解説してきました。
まだ見てない方は先に以下の記事をご覧ください。
⇒Pythonの変数宣言で注意すべきこと
⇒【Python入門】変数の代入についてわかりやすく解説
ところで変数には型という概念があります。
で、あなたが使う変数によって型の取り扱い方が
違ってくるんです。
そのため変数の型について知っておかないと
思わぬところでエラーが出てしまうでしょう。
ここでは変数の型についてわかりやすく解説します。
目次
Python入門編|変数の型とは?
型とはあなたが作った変数に入っているデータの種類のことです。
言葉で変数の型について説明するだけでは
ピンとこない方もいると思います。
そこで例題をだします。
# 例題1 hensuu = 25 moji = '変数の型' print(hensuu) print(moji)
上記を実行すると以下のようになります。
ちなみに例題1で使った変数は
『hensuu』と『moji』です。
変数について詳しく知りたい方は
コチラをご覧ください。
⇒【Python入門】変数の代入についてわかりやすく解説
それから# 例題1はコメントアウトです。
コメントアウトについて知りたい方はこちらをご覧ください。
⇒Pythonでコメントアウトする方法
話を元に戻します。
hensuuという変数に25という数字を代入しました。
mojiという変数に『文字の型』という文字列を代入しました。
で、25という数字や文字の型という文字列を『型』と言っています。
この数字や文字列はそれぞれ変数を扱うときには
別物として処理する必要があるんです。
でないとエラーが出てしまいます。
そういった意味でも変数の型には
どんな種類があるか、知っておいた方がよいでしょう。
以下、詳しく解説していきます。
Pythonにおける変数の型にはどんな種類がある?
Pythonに存在する変数の型には
1.int型
2.float型
3.str型
4.bool型
5.list型
6.tuple型
7.dict型
などがあります。
上記が変数の型の代表例ってことです。
Pythonで使う変数の型1.int型
int型(イントガタ)は整数を扱います。
たとえば、
# 例題2 x = 452 print(x)
で、『452』という整数をxに代入しました。
実行すると
と表示されます。
「うーん、わからない」と思った方もいるかもしれません。
そこで、int型かどうか確かめる方法があります。
typeというものを使うことで
変数の型を確認することができます。
例題3をご覧ください。
# 例題3 x = 452 print(type(x))
実行すると、
となります。
上記は何を言っているか?というと
「xはint型としてpythonに認識されているよ」
ってことです。
ちなみに整数とは
『0を含んでその0に対して1を足したり引いたりしてできる数』のことです。
なので分数とか小数は整数ではありません。
逆にマイナスの数であっても整数になります。
整数の具体例としては
―289977,0,68688,9,-7
などです。
逆に1.8とか-50.3などは整数ではありません。
Pythonで使う変数の型2.float型
float型も数字を扱う点ではint型と同じです。
ですが、float型の場合には小数を扱う点でint型と違います。
たとえば、
# 例題4 x = 21.898 print(type(x))
上記を実行すると
float型という結果が返ってきましたね。
小数はfloat型です。
他にも
# 例題5 x = -21.5 y = 10.0 print(type(x)) print(type(y))
上記を実行すると
となりますね。
小数であればマイナスであっても
また、本来なら整数と思えるようなものでも
float型に入ります。
10.0とか-20.0を変数に代入するなら
float型だと知っておいてくださいね。
Pythonで使う変数の型3.str型
文字列を代入する場合、str型になります。
str型は『ストリング型』と読みます。
たとえば、
# 例題6 x = '日本語とか' y = 'eigotoka' print(type(x)) print(type(y))
上記のように漢字や平仮名などの日本語、
他にもアルファベットなども文字列に該当します。
なので、結果はstr型になります。
例題6を実行してみましょう。
しっかりとstr型だと表示されていますね。
他にも””(ダブルクォーテーション)、”(シングルクオーテーション)で文字を囲めば
数字であっても記号であってもstr型になります。
たとえば、
# 例題7 x = '3.14' y = '☆' print(type(x)) print(type(y))
上記は数字と記号ですが、
実行してみますと
とstr型となっていますね。
文字列についてはこちらの記事で詳しく解説しています。
ぜひご覧ください。
Pythonで使う変数の型4.bool型
bool型は真偽値です。
「真偽値って?」と疑問に感じた方もいるかもしれませんね。
真偽値とは真か偽か判断するものをいいます。
真か偽かの二者択一という意味でもあります。
簡単にいうと、合ってるか間違ってるか
判断するってことです。
正しかったらtrue(真)、間違ってたらfalse(偽)となります。
たとえば
# 例題8 z = 2 < 1 print(z)
という場合、
2と1なら2の方が大きいですね。
なのに、不等号が逆になっています。
つまり間違ってます。
間違っていることをPythonでは『偽』って言っているわけです。
なので実行すると
false(偽)と表示されました。
これをtypeを使ってみてみましょう。
# 例題8’ z = 2 < 1 print(type(z))
上記を実行すると
bool型と表示されましたね。
これは整数(int型)と判断されたんじゃなくて
bool型(真偽値)だと判断されたってことです。
ちなみにbool型はブーリアン型と読みます。
先ほどはfalseという結果だったので
今度はtrueという結果を表示させてみましょう。
# 例題9 z = 120 > 100 print(z)
実行すると
trueと表示されました。
typeを調べてみましょう。
# 例題9’ z = 120 > 100 print(type(z))
実行してみると
とbool型となってますね。
Pythonで使う変数の型5.list型
list型はリスト型と読みます。
リストというくらいですから、
そのままですがリストを扱う型になります。
具体例を見た方がわかりやすいと思うので
早速、こちらをご覧ください。
# 例題10 z = [20,30,4,8] print(z)
こんな感じでlist型の場合、[](角括弧)で
くくることで表現できます。
実行すると
となります。
typeを調べてみると
# 例題10' z = [20,30,4,8] print(type(z))
list型となっていますね。
リスト型は[]でくくりつつ、1つ1つのデータに関しては
『,』で区切ってください。
であるなら、文字列でも数字でもなんでも
扱うことができます。
ただ、文字列の場合には’(シングルクオーテーション)か
“(ダブルクォーテーション)で囲んでください。
# 例題11 z = ['おはよう','こんにちは','XやY'] w = [23,'数字と文字列が混ざってもOK',65] print(z) print(w)
実行すると、
となりますね。
またtypeで調べてみると
# 例題11' z = ['おはよう','こんにちは','XやY'] w = [23,'数字と文字列が混ざってもOK',65] print(type(z)) print(type(w))
list型と表示されましたね。
Pythonで使う変数の型6.tuple型
tuple型はタプル型と読みます。
tuple型は複数の要素でできています。
そして要素が順番に並んでいるものがtuple型です。
「tuple型とlist型って似てますね?」
と思った方もいるでしょう。
確かに両者はかなり似ています。
ただ、tuple型は一度作ったら変更ができません。
list型はできます。
なので、厳密にいうとlist型とtuple型は違います。
また、表記も違います。
tuple型の場合には()で囲みます。
そして『,』で一つ一つ区切ります。
list型は[]で囲みました。
ここでもtuple型とlist型は違いますね。
ただtuple型も文字列と数を一緒に混ぜることも可能です。
具体例を見ていきましょう。
# 例題12 z = ('土砂災害',28,'資金凍結',966.3,'水害') print(z)
上記を実行すると
となります。
typeを見てみましょう。
# 例題12' z = ('土砂災害',28,'資金凍結',966.3,'水害') print(type(z))
実行すると
tuple型と表示されましたね。
Pythonで使う変数の型7.dict型
dict型は辞書のことです。
辞書を英語でdictionaryといいますから、
なんとなくわかっていただけるでしょう。
list型やtuple型と似ています。
でも、違いもありますので
具体例をみていきましょう。
# 例題13 # ここで出てくるaやbはキーといいます。 z = {'a':5, 'b':92, 'c':'心臓麻痺', 'd':'極寒地獄'} print(z)
実行すると
となりますね。
typeを調べてみましょう。
# 例題13' # ここで出てくるaやbはキーといいます。 z = {'a':5, 'b':92, 'c':'心臓麻痺', 'd':'極寒地獄'} print(type(z))
dict型と表示されました。
dict型にするポイントは
# 例題13 # ここで出てくるaやbはキーといいます。 z = {'a':5, 'b':92, 'c':'心臓麻痺', 'd':'極寒地獄'} print(z)
と
aやbといったキーに対して’(シングルクオーテーション)で囲むこと
それから『:(コロン)』で数字や文字列とつなげること、
あと、一つ一つ、『,(カンマ)』で区切ること
全体は{}で囲むことです。
また、文字列や数字をlist型みたいに扱うことができます。
これは例題13を見てもらえれば
わかっていただけると思います。
以上で解説を終わります。
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