- 2018-8-29
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- 【Python】タプルとは?リストとタプルの違いについても解説 はコメントを受け付けていません
この記事ではタプルとは何か、
それとタプルとリストの違いについて解説していきます。
別記事でタプルを使うメリットについて解説していますので
ぜひご覧ください。
⇒【Python】タプルを使う3つのメリット
【Python】リストとタプルの違い
リストとタプルの違い1.かっこのくくり方
タプルはリストとすごく似ています。
ですが、違いもあります。
リストの場合にはブランケットのカギカッコでくくります。
タプルの場合にはパレンティスの丸かっこ()でくくります。
例題1をご覧ください。
#例題1 x = [1,2,3,4,5] # []でくくるのがリスト y = (6,7,8,9,10) # ()でくくるのがタプル print(x) print(y)
例題1で
x = [1,2,3,4,5] # []でくくるのがリスト
がリストです。
y = (6,7,8,9,10) # ()でくくるのがタプル
がタプルです。
実行すると
[1, 2, 3, 4, 5]
(6, 7, 8, 9, 10)
と表示されます。
タイプを調べてみると
もっとはっきりとします。
#例題2 x = [1,2,3,4,5] # []でくくるのがリスト y = (6,7,8,9,10) # ()でくくるのがタプル print(type(x)) print(type(y))
実行すると
と表示されます。
リストとタプルの違い2.新しい値の代入ができるかどうか
まず例題3をご覧ください。
#例題3 x = [1,2,3,4,5] # []でくくるのがリスト y = (6,7,8,9,10) # ()でくくるのがタプル x[0] = 100 #リストの最初に100を加える print(x) print(y)
例題3ではリストが入っている変数xの最初に100を追加しています。
x[0] = 100 #リストの最初に100を加える
実行すると
[100, 2, 3, 4, 5]
(6, 7, 8, 9, 10)
とリストの最初が100になっています。
では例題4をご覧ください。
#例題4 x = [1,2,3,4,5] # []でくくるのがリスト y = (6,7,8,9,10) # ()でくくるのがタプル y[0] = 100 #タプルの最初に100を加える print(x) print(y)
例題4ではタプルの最初に100を加えようとしています。
y[0] = 100 #タプルの最初に100を加える
実行するとエラーが出ます。
タプルは新しい値を代入することがサポートされていません。
ただ、タプルの場合には例題5のようなことができます。
#例題5 y = (6,7,8,9,10) # ()でくくるのがタプル print(y[-1]) print(y[1:3])
実行すると
10
(7, 8)
と表示されます。
print(y[-1])
は、タプルの一番右側の値を表示させる意味になります。
なので10が表示されます。
print(y[1:3])
は左から2番目の7から左から3番目の8まで切り取って表示するという意味です。
実行すると(7, 8)と表示されます。
よくわからない方はこちらの記事をご覧ください。
文字列について書いていますが、数値でも同じです。
⇒【python入門】文字列を分割したり抽出したりする方法
【Python】タプルとは?どんなケースで使う?
タプルとはリストであったり辞書みたいに
複数の要素を()でくくって管理するデータ型の一種です。
辞書についてはこちらの記事で詳しく解説しています。
⇒【Python】辞書に登場するキーとは?キーを追加する方法についても解説
タプルは先ほども言いましたが
新しい値を代入することがサポートされていません。
値を入れたら読み込むようなケースで
使うことが多いです。
データ操作というよりも値を代入して
後々、データの中身を書き換えられたくない場合
つまり、読み込み専用で使うケースが多いです。
以上でタプルについての解説を終わります。
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