【Python入門】クロージャについてわかりやすく解説

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python クロージャ

この記事ではPythonで登場するクロージャについてわかりやすく解説します。

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【Python】クロージャとは?

python クロージャ

あなたはクロージャと聞いて
どういう意味か連想できますか?

「???」という感じではないでしょうか。
実際、クロージャとは何か、定義を記すのは
すごく難しいです。

クロージャとは
関数の内部に作った変数の名前解決を
その関数が宣言した時のスコープにやらせることをいいます。

変数とスコープについてはこちらの記事をご覧ください。
【Python入門】変数のスコープとは?例題を用いてわかりやすく解説

ここでは簡単にスコープについて解説させていただきますね。
スコープとは変数の範囲のことです。

「???」という方も多いと思いますので
実際に例題を使ってクロージャについて理解を深めていきましょう。

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【Python】クロージャについて例題を使って解説

まず例題1をご覧ください。

#例題1 クロージャの例

def sotogawa(a, b):
    def utigawa():
        return a + b
    return utigawa
c = sotogawa(100,200)
d = c()
print(d)

例題1を実行すると300が表示されます。

ではどうして例題1を実行すると300と表示されるのでしょう?

まず

c = sotogawa(100,200)

sotogawaの100と200を宣言した時点で

最初の

def sotogawa(a, b):

sotogawaという関数を定義した時のaとbに100と200が入ります。

それから

    def utigawa():
        return a + b

は関数内関数ですね。

関数内関数についてはこちらの記事で詳しく解説しています。
【Python入門】関数内関数の利用法

で、関数内関数である

    def utigawa():
        return a + b

でも、100+200は入るわけなんですが、
このutigawaという関数は実行されていません。

なぜならこの

    return utigawa

は、utigawa()みたいに()がないですね。
()がないと実行されないからです。

で、

d = c()

とc()という形で実行されて初めて

    def utigawa():
        return a + b

が実行されるようになるんです。

で、実行された時に
100+200=300となり、

この300が

d = c()

によって変数dに入り

print(d)

によって、300と表示されたんです。

かなりややこしいですね。

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【Python】クロージャってどんな時に使うの?

例題1を再度ご覧ください。

#例題1 クロージャの例

def sotogawa(a, b):
    def utigawa():
        return a + b
    return utigawa
c = sotogawa(100,200)
d = c()
print(d)

たとえば、

c = sotogawa(100,200)

のところで、100+200を今すぐ実行したくない時があったとします。

そして、

c = sotogawa(100,200)

の下にも、さらにいろんな処理が入っているけど、
そういったいろんな処理が終わった後に
落ち着いて

c = sotogawa(100,200)

の計算をしたい場合に、例題1のようなプログラミングが行われたりします。

以上で解説を終わります。

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