【Python】セットの特徴・作成方法・リストとの違いについて

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python セット

この記事ではPythonに登場するセットの

・特徴
・作成方法
・リストとの違い

などについて解説していきます。

セットはリストやタプルなどと似ていますが
違いもありますので、最後までご覧ください。

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【Python】セットの特徴とは?リストとの違い

Pythonのセット

セットはリストとかなり似ています。

ちなみに「リストについて詳しく知りたい」
という方はこちらの記事をご覧ください。

話を元に戻します。

たとえばリストだと例題1[]の中に要素を入れていきます。

#例題1
a = ['放射能汚染','味覚障害','後頭部骨折','放射能汚染']
print(a)

実行すると

[‘放射能汚染’, ‘味覚障害’, ‘後頭部骨折’, ‘放射能汚染’]

と表示されます。

リストの具体例

ここで注目してほしいのが’放射能汚染’です。
リストだと’放射能汚染’のように
同じ単語や数字を2つ以上格納することができます。

でもセットだと、同じ単語を2つ以上格納することができません。
これがセットの特徴であり、リストとの違いです。

またリストは[]で囲みましたがセットは{}で囲む点も違いますね。
例題2はセットの具体例です。
またセットの作成方法になります。

#例題2(セットの具体例)
a = {'放射能汚染','味覚障害','後頭部骨折','放射能汚染'}
print(a)

実行すると

{‘放射能汚染’, ‘後頭部骨折’, ‘味覚障害’}
となります。

例題1と同じ単語を格納させたのですが
‘放射能汚染’という単語がリストだと2回表示されたのに
セットだと1回しか表示されていません
ね。

セットの具体例

こんな感じで

リストとセットの大きな違いは

・リストは[]で囲むけどセットは{}で囲む
・リストは値が重複(放射能汚染)することがあるがセットは値が重複しない

ということです。

これがセットの特徴であり、
リストとの違いです。

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【Python】セットにおいて要素を追加する方法

セットの追加

先ほども申しましたが、
セットは値を重複させることができません。

#例題3
a = {'スキンヘッド','スキンヘッド','少年','怪物'}
print(a)

例題3はセットの具体例です。
スキンヘッドという値が2つ入っています。

でも実行するとスキンヘッドは1回しか表示されません。

例題3を実行したらこうなります。
{‘怪物’, ‘スキンヘッド’, ‘少年’}

例題3を実行

こんな感じでセットだと同じ値を重複させることはできません。
でも、値を追加させることはできます。

ただ、すでに存在する値を追加することはできないだけです。

例題4をご覧ください。

#例題4
a = {'スキンヘッド','少年','怪物'}
a.add("権力者")
print(a)

例題4のように

a.add("権力者")

とすることで、『権力者』という値が追加されます。

セットの追加

a.add("権力者")

で、『a.』の部分はaに対してという意味合いです。
で、『add(‘権力者’)』は権力者という値を追加しなさいという意味です。

したがって

a.add("権力者")

はaに権力者という値を追加しなさいという意味になります。

aにはa = {‘スキンヘッド’,’少年’,’怪物’}という値が入っているので
実行すると、

{‘怪物’, ‘スキンヘッド’, ‘少年’, ‘権力者‘}
と、『権力者』という値が追加されて表示されるわけですね。

「じゃ、セットだと例題4のように
最後に値が追加されるの?」と思った方もいるかもしれません。

そんな方のために例題5を作ってみました。

#例題5
a = {'スキンヘッド','少年','怪物'}
a.add("アリ")
print(a)

例題5で追加する値は『アリ』です。

実行すると

{‘怪物’, ‘アリ’, ‘スキンヘッド’, ‘少年’}
となります。

セットの追加

こんな感じでセットは値(要素)の順番って
決まっていません。

バラバラになってしまうんですね。
セットは値(要素)の順番を保持しないためです。

この辺を理解しておかないと
予期せぬエラーの原因になってしまいますので
知っておいてくださいね。

次に例題6をご覧ください。

#例題6
a = {'スキンヘッド','少年','怪物'}
a.add("少年")
print(a)

例題6はすでにaの中に『少年』という要素(値)が入っています。
さらに『少年』を加えようとしています。

実行すると

{‘怪物’, ‘スキンヘッド’, ‘少年’}
となり、『少年』という値(要素)が重複していません。

セットの追加

これはここまでの解説でわかっていただけると思います。

とにかくセットはリストと違って
同じ値(要素)を重複して表示させることはできません。

だから、すでに存在する値を追加して実行しても
重複して表示されることはないです。

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【Python】セット内に自分が思っている要素が存在するか確認する方法

セット確認

「セットの中にスキンヘッドって要素は入ってたっけな?」
というときもあるでしょう。

そんなとき、例題7のようにやってみてください。

#例題7
a = {'スキンヘッド','少年','怪物'}
b = 'スキンヘッド' in a
print(b)

スキンヘッドがセットの中に入っていたら『True』を
存在していなければ『False』が返ってきます。

実行すると
『True』となります。

要素の確認

こんな感じで「スキンヘッドって要素、セットの中にあったかな?」
と思ったら、

b = 'スキンヘッド' in a

と言った感じで、

『in a』がセットaの中にと言う意味なので
セットaの中に『スキンヘッド』があるか?
確認することができるんです。

では例題8はTrueでしょうか
それともFalseでしょうか。

#例題8
a = {'スキンヘッド','少年','怪物'}
b = 'オオカミ少年' in a
print(b)

答えはFalseです。

『オオカミ少年』はセットの中にありませんからね。

False

【Python】リストからセットに変更する方法

リストとして作成されたものでも
セットに変更することができます。

値の重複を嫌うときなんかに有効な方法ですね。

#例題9([]内はリストです)
a = ['スキンヘッド','少年','怪物']
b = set(a)
print(b)

例題9ですが、

a = ['スキンヘッド','少年','怪物']

は[]で囲まれていますね。
だからリストです。

リストは[]、セットは{}で囲むのがルールですから。
で、

b = set(a)

とすることで、リストをセットに変更しています。

実行すると[]で囲まれていたものが
{}に変更されているのがわかりますね。

リストをセットに変更

もう一つ例題をやってみましょう。

例題10は単純にリストです。
なので値が重複していても、
しっかりと実行すれば表示されます。

#例題10(リスト)
a = ['スキンヘッド','少年','怪物','怪物']

print(a)

セット

でも、セットに変更すると重複した値『怪物』
が表示されなくなります。

例題11をご覧ください。

#例題10
a = ['スキンヘッド','少年','怪物','怪物']
b = set(a)
print(b)

例題10は例題9のリストを
セットに変更したものです。

実行すると

セット

となり、『怪物』という値が1つしか
表示されていませんね。

とにかくセットだと重複がなくなります。

【Python】セットまとめ

とにかくセットはリストと似ています。
でも違いもあります。

リストは[]で囲みます。
でもセットは{}で囲みます。

それからリストは値が重複していても
重複した値、すべてが表示されます。

でもセットは重複した値は無視されてしまいます。
値が重複していても1つしか表示されません。

以上で解説を終わります。

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