この記事ではPythonでリストの要素数を取得したり
抽出したりする方法についてわかりやすく解説します。
リストを追加したり結合したりする方法については
こちらの記事で詳しく解説しています。
では本題に入っていきましょう。
目次
【Python】リストの要素数を取得する方法
Pythonでリストの要素数を取得する場合、
len()という組み込み関数を使います。
例題をやってみた方が理解しやすいと思います。
なので、例題1をやってみましょう。
#例題1 a = [100,200,300,400,500] b = len(a) print(b)
例題1ではリストaの中に
5つの要素が入っています。
5つの要素とは
[100,200,300,400,500]の5つのことです。
そしてリストaをlenの中に入れると
リストaの要素数(5)を取得することができます。
それから、bに要素数(5)が代入され
print文で表示されます。
したがって例題1を実行すると
5と表示されます。
len関数は例題1のような数字だけでなく
文字列の要素数も取得することができます。
例題2をやってみましょう。
#例題2 a = ['女子更衣室','立ち入り禁止','事故物件'] b = len(a) print(b)
上記のように文字列なら
[]の中にシングルクオーテーションで囲うようにしてください。
‘事故物件’みたいな感じで。
‘女子更衣室’,’立ち入り禁止’,’事故物件’
と3つの文字列がありますね。
なので実行すると
3が表示されます。
【python】各要素の出現個数を調べる方法
さっそく例題3をやっていきましょう。
#例題3 a = ['女子更衣室','男子更衣室','女子更衣室','更衣室','女子更衣室','女子更衣室'] b = a.count('女子更衣室') print(b)
各要素といっているのは例題3では
・女子更衣室(4つある)
・男子更衣室(1つある)
・更衣室(1つある)
です。
で、各要素の出現個数を調べるには
countを使います。
b = a.count('女子更衣室')
と言った感じで使います。
aに入っている『女子更衣室』の出現個数の数を
表示させることができます。
実行すると
となります。
#例題4 a = ['女子更衣室','男子更衣室','女子更衣室','更衣室','女子更衣室','女子更衣室'] b = a.count('男子更衣室') print(b)
男子更衣室は1つしかありません。
なので実行すると『1』と表示されます。
よろしいでしょうか?
こんな感じでリストの要素数全体を取得したいなら
lenを、リスト内の特定の要素数だけを取得したいならcountを
使用することで、目的を達成することができます。
【Python】リスト内の必要な要素を抽出する方法
リスト内の必要な要素を抽出する方法について解説します。
まず例題6を一緒にやっていきましょう。
#例題6 a = [{'place': '女子更衣室', 'ninzu': 25}, {'place': '男子更衣室', 'ninzu': 20}, {'place': 'トイレ', 'ninzu': 30}] b = [e.get('place')for e in a] print(b)
リストの中でも場所(place)に関係する要素だけを
抽出してみましょう。
getを使うことで実現することができます。
ここですね。
b = [e.get('place')for e in a]
『in a』
は、『リストaの中に』という意味です。
なので
b = [e.get('place')for e in a]
は、『リストaの中にplaceに関係するものを抽出しなさい』
という意味になります。
したがって、実行すると
[‘女子更衣室’, ‘男子更衣室’, ‘トイレ’]
となります。
【Python】リストに目的の要素が入っているか確認する方法
リストaの中に『男子更衣室』が入ってたかな?
と思ったら、『in』を使うことで目的を達成することができます。
実際にやってみましょう。
#例題7 a = ['女子更衣室','男子更衣室','女子更衣室','更衣室','女子更衣室','女子更衣室'] b = '男子更衣室' in a print(b)
実際に『男子更衣室』という要素が
リストaに入っていればTrueを
入っていなければFalseを返します。
例題7ではリストaの中に『男子更衣室』という要素が入っているので
実行するとTrueが返ってきます。
では例題8がどうでしょう?
Trueが返ってくるでしょうか、
それともFalseが返ってくるでしょうか?
#例題8 a = ['女子更衣室','男子更衣室','女子更衣室','更衣室','女子更衣室','女子更衣室'] b = '男子トイレ' in a print(b)
男子トイレがリストaに入っているならTrueを
リストaに入ってないならFalseが返ってきます。
で、リストaには『男子トイレ』が入っていません。
したがって実行するとFalseが返ってきます。
リストの中にリストを入れる方法
今度はリストの中にリストを入れてみましょう。
例題8をご覧ください。
#例題8 a = ['女子更衣室','男子更衣室','更衣室','女子更衣室'] b = ['男子トイレ','女子トイレ','共用トイレ'] c = [a,b] print(c)
リストaとリストbは
今までの解説でわかっていただけると思います。
例題8ではさらにリストcの中に
リストaとリストbを入れました。
実行すると
[[‘女子更衣室’, ‘男子更衣室’, ‘更衣室’, ‘女子更衣室’], [‘男子トイレ’, ‘女子トイレ’, ‘共用トイレ’]]
となります。
今度は例題8に入っているリスト内の要素を
例題9で抽出してみましょう。
ここでは『更衣室』だけを抽出して見せますね。
#例題9 a = ['女子更衣室','男子更衣室','更衣室','女子更衣室'] b = ['男子トイレ','女子トイレ','共用トイレ'] c = [a,b] d = c[0][2] print(d)
ここが抽出のポイントです。
d = c[0][2]
c[0]の部分は
c = [a,b]
でいうところの左から1番目という意味です。
なのでリストaが該当します。
それからc[0][2]の[2]は
リストaの中の左から3番目という意味です。
[2]は0,1,2,・・・となるので
左から3番目を意味します。
したがってリストaの左から3番目ということです。
リストaは
a = [‘女子更衣室’,’男子更衣室’,’更衣室’,’女子更衣室’]
なので、左から3番目は『更衣室』が該当します。
なので実行すると
『更衣室』と表示されますね。
今回の記事は以上になります。
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