- 2018-8-10
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この記事ではPythonで使う
・代入演算子
・比較演算子
・論理演算子
・三項演算子
についてまとめてみました。
一般的な計算については
こちらの記事で詳しく解説していますので
ご覧ください。
【Python入門】代入演算子まとめ
代入演算子は『=(イコール)』を使って
値を代入して行う演算子のことです。
ちなみに演算子とは『+』とか『-』などの
計算を意味する記号のことをいいます。
なので、代入演算子ということは
『=』は必須で、他に『+』とか『%』などの
演算子が必ず登場することになります。
それでは例題をやっていきましょう。
まずは大原則からです。
#例題1 c = 966 print(c)
=の左側に変数cがあって
=の右側に数字の966があります。
実行すると、=の右側の数字966が
=の左側の変数cに代入されます。
そしてprintで変数cに代入された966という数字を
表示させます。
結果はこのように966と表示されましたね。
こんな感じで代入が関係する演算子を代入演算子といって
代表的な代入演算子が『=』です。
「代入って何?」
と疑問に感じてしまった方は
こちらの記事をご覧ください。
⇒【Python入門】変数の代入についてわかりやすく解説
代入演算子には
単純な『=』以外にも以下のものがあります。
代入演算子1.足して代入する+=
#例題2 a = 100 b = 30 a += b print(a)
例題2で、+=は
aの値(100)にbの値(30)を足して
そのあと、変数aに代入するという意味です。
なのでprint(a)とすることで
変数aに入った100+30=130という値が
表示されるわけですね。
したがって答えは130となります。
代入演算子2.引いて代入する-=
#例題3 a = 100 b = 30 a -= b print(a)
例題3では『-=』という代入演算子を使っています。
-=はa(100)からb(30)を引いて70になった状態で
aに代入するという意味です。
したがって実行すると70が表示されます。
代入演算子3.かけてから代入する*=
#例題4 a = 100 b = 30 a *= b print(a)
*=は変数a(100)と変数b(30)を掛け算して
その結果(3000)をaに代入する代入演算子です。
なので実行すると3000と表示されます。
代入演算子4.割ってから代入する/=(小数でる)
#例題5 a = 100 b = 30 a /= b print(a)
/=はa(100)をb(30)で割って
その答えをaに代入する代入演算子です。
小数も表示されます。
代入演算子5.割ってから代入する//=(整数になる)
#例題6 a = 100 b = 30 a //= b print(a)
割り算をして小数を出したくない場合には
//=を使いましょう。
例題5との違いは例題5では/=と/が一つでした。
例題6は//=と/が2つついていますね。
//と/を2つつけることで
割り切れない答えでも整数で表示されるようになります。
代入演算子6.余りのみを代入する%=
#例題7 a = 100 b = 30 a %= b print(a)
100÷30=3あまり10ですね。
なので%=を使うと
余りの10をaに代入することになります。
したがって例題7を実行すると10と表示されます。
代入演算子6.べき乗を代入する**=
#例題7 a = 10 b = 3 a **= b print(a)
べき乗とは「何乗」という意味です。
要するに例題7では
10の3乗をaに代入するという意味になります。
こんな感じで**=とすることで
10の3乗=1000と計算してaに代入することができるわけですね。
実行すると
となります。
以上が代入演算子です。
続いて比較演算子について説明します。
【Python入門】比較演算子まとめ
比較演算子とは2つの値を比較して
得られた結果に対して真か偽か返すものをいいます。
真の場合は『True』、偽の場合は『False』となります。
真とか偽について詳しく知りたい方は
こちらの記事をご覧ください。
比較演算子1.大きいか小さいか
比較演算子として大きいか小さいかを表現するときには
>とか<を使います。
これを=を使って変数に代入します。
実際に例題をやってみたほうがわかりやすいと思うので
チャレンジしてみましょう。
#例題8 a = 30; b = 28 c = a < b print(c)
まず、比較演算子としてよく使われるのが
大きいか、小さいかです。
c = a < b
というのは
aが30でbが28。
実際は30>28なので、aの方が大きいわけです。
だから30>28ですから、a>bだったらTrueとなります。
でも、
c = a < b
となっているので間違い(False)となります。
このFalseという結果がcに代入されるので
実行すると、Falaseと表示されるわけですね。
比較演算子2.以上、以下
以上というのはその数字をと同じか、
その数字より大きい場合を指します。
たとえば、29という数字があった時に
29以上というなら、29,30,31,32,・・・10000,100001
と29を含んだ数がTrueとなります。
これに対して以下というのは
その数字と同じか、その数字より小さい場合を指します。
たとえば50という数字があったら
50,49,48,47,・・・10,9,
と50を含む数字が当てはまります。
で、以上、以下をPythonで表すなら
<=,>=を使います。
それでは例題8をやっていきましょう。
#例題8 a = 30; b = 28 c = a >= b print(c)
30と28を比べたら30の方が大きいですね。
で、30 >= 28は正しいのでTrueとなります。
#例題9 a = 30; b = 30 c = a >= b print(c)
では例題9はどうでしょう?
これもTrueですね。
30 >= 30
なら30以上ということで30を含むのでTrueとなります。
比較演算子3.等しいか等しくないか
aとbが等しい場合は『==』、
aとbが等しくない場合は『!=』で表します。
例題を見たほうが早いので
やっていきましょう。
#例題10 a = 30; b = 30 c = a == b print(c)
aが30、bが30で等しいです。
そして
c = a == b
a == b
とaとbが等しいとなっていて
合っているので、実行するとTrueとなります。
#例題11 a = 30; b = 31 c = a != b print(c)
例題11は頭が混乱するかも知れません。
aが30でbが31なので等しくありません。
そして
c = a != b
aとbは等しくないと
cに代入しました。
実際にaとbは等しくないわけなので
実行するとTrueになります。
#例題12 a = 30; b = 30 c = a != b print(c)
例題12は
aが30でbも30なので等しいです。
でも、
c = a != b
比較演算子ではaとbは等しくないとなっています。
なので実際と比較演算子が合ってないので
実行するとFalseが返ってきます。
以上で比較演算子まとめは終わりです。
次に論理演算子をやっていきましょう。
【Python入門】論理演算子まとめ
論理演算子とはどんな演算子なのでしょう?
たとえば、『20より大きく、かつ、35より小さい』とか
『aが20と等しい、又はbが30と等しい』と言った感じで
2つの条件をくっつける演算子のことを論理演算子といいます。
Pythonで使う論理演算子には
・and
・or
・not
論理演算子1.and
まずandからいきましょう。
たとえば
a and b
ってあったときに、
aとbが両方とも真(True)だったら
結果もTrueになります。
でもaは真でもbが偽なら結果はFalseとなります。
またaは偽で、bが真でも結果はFalseとなります。
もちろんaが偽でbが偽でもFalseとなります。
では例題13をやっていきましょう。
#例題13(andは両者とも満たすとTrueになります) a = 19.8 b = 20.8 c = a > 20 and b >20 print(c)
例題13ではaが偽です。
19.8は20より小さいのに
a(19.8) > 20
となっているからです。
bは真です。
でもaが偽である以上
実行するとFalseとなります。
では例題14はTrueでしょうか
それともFalseでしょうか?
#例題14(andは両者とも満たすとTrueになります) a = 19.8 b = 20.8 c = a < 20 and b >20 print(c)
a(19.8) < 20 で真ですね。 b(20.8) > 20
で真ですね。
andを使っているわけですが
a,b両者とも真なので実行するとTrueとなります。
論理演算子2.or
次、orをやっていきましょう。
たとえば、
a or bの場合、
aかbどちらか1つでも真なら
結果はTrueとなります。
たとえば
aが真、bが偽なら
andの場合にはFalseですが
orだったらTrueとなります。
aが偽、bが真でもorならTrueとなります。
aが偽、bが偽の場合だけ
結果はFalseとなります。
そういった意味ではorはandよりも
Trueになり条件が緩い論理演算式になりますね。
#例題15(orはどちらか一つでも真ならTrueになります) a = 19.8 b = 20.8 c = a > 20 or b >20 print(c)
例題15はaは偽です。
bは真です。
aが偽でもbが真なのでorならTrueとなります。
#例題16(orはどちらか一つでも真ならTrueになります) a = 19.8 b = 20.8 c = a > 20 or b <20 print(c)
例題16はaもbも偽です。
a(19.8) は20より小さいので偽
b(20.8)が20より大きいので偽です。
a,b両者とも偽なのでさすがのorでも
実行するとFalseとなります。
論理演算子3.not
notは否定を表します。
たとえばnot a
となっていたら、
aが真ならFalseとなり
aが偽ならTrueとなります。
個人的な覚え方ですが、
notは天の邪鬼(あまのじゃく)演算子と覚えています。
#例題17(notはaが真ならFalse、偽ならTrue) a = 19.8 c = not a == 20 print(c)
例題17はaが19.8なのに、
a == 20(aは20と等しい)となっています。
なので、aは偽です。
でも、notがついているので
実行するとTrueとなります。
ややこしいですね。
#例題18(notはaが真ならFalse、偽ならTrue) a = 19.8 c = not a == 19.8 print(c)
例題18はaが19.8で
a == 19.8となっているので真です。
notの場合には真はFalseなので
実行するとFalseとなります。
次に三項演算子について学習していきましょう。
【Python入門】三項演算子まとめ
三項演算子とは3つの項目を使って処理する演算子のことです。
実際に例題をやってみた方が理解が早いと思います。
なので、さっそく例題をやってみましょう。
#例題19(三項演算子) okane =200 sushi = "kappamaki" if okane < 300 else "toro" print(sushi)
この部分が三項演算子の肝の部分です。
sushi = "kappamaki" if okane < 300 else "toro"
回転寿司を想像してくださいね。
okane(お金)を200(円)持っています。
そしてもしお金が300未満ならkappamaki(かっぱ巻き)を
そうでない(300円以上)ならtoro(トロ)が表示されます。
お金を200(円)しか持ってないので
実行するとkappamaki(かっぱ巻き)と表示されます。
こんな感じで使う
sushi = "kappamaki" if okane < 300 else "toro"
演算子を三項演算子といいます。
別の言い方をすると
条件の判定結果によって値(toro,kappamaki)を
選択することができるものを三項演算子といいます。
Pythonで使う演算子まとめ
Pythonで使う演算子には
・代入演算子
・比較演算子
・論理演算子
・三項演算子
があります。
「複雑でよくわからないよ」
という方、もう一度、復習していただけると
少しずつわかってくると思いますよ。
以上で演算子のまとめを終わります。
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