- 2018-7-31
- pythonプログラミング, 変数
- python, 変数宣言
- Pythonの変数宣言で注意すべきこと はコメントを受け付けていません
この記事ではPythonnの変数宣言について解説します。
以下の記事はPycharmを使っています。
まだインストールしていない方は
コチラをご覧ください。
Pycharmの使い方について知りたい方はこちらをご覧ください。
まず以下を入力してみてください。
num = 91 name ='Python入門ドットコム' print(num) print(name)
実行すると以下のようになります。
ちなみに変数とは
上記のnameやnumみたいな文字を使って
その中に一定期間データを記憶させるようにしたものをいいます。
目次
Pythonでよく使う変数宣言とは?
Pythonでよく使う変数宣言とは変数を作ることを言います。
たとえば
num = 91 name ='Python入門ドットコム' print(num) print(name)
でいうところの
num = 91 name ='Python入門ドットコム'
の部分。
変数を作っているので変数宣言になりますね。
Python独特の変数宣言とは?
たとえば他のプログラミング言語だったら
var int = 91 var str name ='Python入門ドットコム'
と変数宣言をすることがあります。
でもPythonの場合にはいちいち『var』とか
『var str』を使いません。
Pythonだったら
num = 91 name ='Python入門ドットコム'
でOKです。
『var』とか『var str』を使わなくても『num』とか『name』などで
宣言した時点でPythonなら自動的に認識してくれます。
なので、他のプログラミング言語より
Pythonのほうが使い勝手がよいですね。
実際に、Pythonだと自動でint型とかstr型とか
認識しているのかどうか、確認する方法があります。
以下入力してみてください。
num = 91 name ='Python入門ドットコム' print(num, type(num)) print(name, type(name))
すると
上記画像の赤枠内をご覧ください。
こんな感じでnumはintでnameはstrと自動的に
認識してくれていますね。
Pythonは偉いですね(苦笑)
とにかく、Pythonで仕事していて
「これ、何型かな?」とよくわからない場合には
上記のように入力して確認してみてくださいね。
ちなみに
print(name, type(name))
上記のtypeの部分をtype関数といいます。
python変数宣言で知っておくべきint型とstr型とは?
さきほど、intとかstrという文字が登場しましたね。
これはそれぞれ、int型、str型といいます。
int型とは?
int型は変数の一種です。
ちなみに変数とはデータを入れておく容器のことです。
変数という容器の中にデータを入れておくわけですが
int型の場合には、整数を入れるというルールになっています。
「じゃ、整数って何?」という方もいるかもしれません。
整数とはマイナスも0おプラスも含むけど、小数や分数は含まない数のことです。
たとえば―15とか0とか20001は整数です。
でも、3.5は小数なので整数ではありません。
なのでint型という変数の容器に入れられるのは
-5とか0とか100といった整数ということになります。
したがって先ほどの
num = 91
はint型ということになります。
pythonでは他のプログラミング言語と違って
int型と記載しなくても、勝手に認識してくれるんでしたね。
str型とは?
str型は正確にはString型といいます。
int型と同様、変数の一種です。
ただstr型の場合には整数ではなくて文字を入れます。
String型【変数の型】とは
変数(プログラミングにおけるデータを入れておく箱)の種類のひとつ
であり
「その箱には文字列(文字の集まり)を入れて良いよ」な決まりのこと
です。
なので先ほど、
name ='Python入門ドットコム'
と文字を入れたわけですね。
とにかくpythonの場合には勝手に
string型と認識してくれるので
楽でいいですね。
pythonの変数宣言で問題をだします
ここで問題です。
以下のような場合、どう認識されるでしょう?
num = 91 name ='Python入門ドットコム' num = name
ここの部分が問題ですね。
num = name
答えとしては
pythonの場合、勝手にstring型と認識してくれます。
pythonの変数宣言でよく使う型変換とは?
以下入力してみてください。
num = 91 name ='5963' new_num = int(name) print(new_num, type(new_num))
結果はこうなります。
new_numはint型で5963と表示されます。
つまり整数となったわけですね。
でも最初、nameという変数に入れたときには
‘5963’とやったので文字列(string型)だったわけですね。
これがint型に型が変換されたわけですね。
こういうのを型変換といいます。
どうしてpythonだとこういうことをするのでしょう?
たとえば
print 91 + "5963"
といった感じで、91という整数と”5963″という文字列をくっつけると
タイプエラーが発生してしまうんです。
だからさっきみたいな感じで
num = 91 name ='5963' new_num = int(name) print(new_num, type(new_num))
と型変換をすることになります。
pythonは自動的に型変換をしてくれないということを
覚えておいてくださいね。
python変数宣言の注意点
1num = 91 num1 =91
pythonでは
『1num』といった感じで最初に数字が入った変数宣言はできません。
逆に『num1』といった感じで
文字のあとに数字を入れることは可能です。
それから
for = 'こんにちは' if = 'さようなら'
pythonでは『if』とか『for』は
あらかじめ用途が決まっています。
なので、変数宣言として
『num』と同等の扱いで『if』とか『for』を
使うことはできません。
エラーの原因になってしまいます。
python変数宣言まとめ
pythonでは
num = 91 name ='5963'
といった感じで変数を宣言する前に
int型だとかstring型だと宣言しなくていいわけです。
楽といえば楽なんですが
プログラムのバグにつながることもあります。
でも逆にいうと、勝手にpythonが判断してくれるので、入力したり考えたりする手間が省けます。
だから、プログラムの開発がしやすくなるというメリットがあります。
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