- 2018-9-7
- pythonプログラミング, 総論
- python, 例外処理
- Pythonの例外処理についてわかりやすく解説 はコメントを受け付けていません
ミスのないように、神経を研ぎ澄ませ肩こりが悪化しながら、腱鞘炎になりながら
コードを書いても、エラーが出る時は出ます。
エラーには致命的なエラーもあれば
致命的でないエラーもあります。
いろんなエラーがあるのですが・・・
特に実行中に検出されるエラーのことを例外といいます。
今回は例外処理について一緒に学習していきましょう。
【Python入門】例外処理とは?
例外とは記述したコードを実行した時にエラーが出たことを言います。
そんな場合にどう対処するか?という方法論を例外処理と言うわけです。
例外は
・指定したファイルがない時
・必要な個所にインデント(字下げ)がされていない時
などで発生します。
例外処理が上手であれば上手であるほど
うまくエラーと付き合っていくことができます。
エラーが出たからといって
途中で投げ出さなくても済むようになるわけです。
【Python入門】例外処理を例題を使って学習
それでは例外処理について学習していきましょう。
例題1をご覧ください。
#例題1例外処理 try: with open('reigai.txt', 'r') as a: print(a.read()) except FileNotFoundError as b: print('例外処理が実行されましたね。\nファイルがないから発生したんですよ。') except Exception as b: print(b)
例題1では
try: with open('reigai.txt', 'r') as a:
try文の中でwithを使ってファイルを読み込もうとしています。
ファイルの読み込みはwith文を使うことで簡単に実現することができます。
詳しくはこちらの記事をご覧ください。
⇒【Python】with文の使い方についてasとからめて解説
話を元に戻して読み込もうとしているのは
reigai.txtというファイルです。
ですが、reigai.txtというファイルは存在しません。
存在しないファイルを読み込むことはできないのでs
エラーが発生します。
次に
except FileNotFoundError as b: print('例外処理が実行されましたね。\nファイルがないから発生したんですよ。') except Exception as b: print(b)
どんなエラーが出たかによって
どう対処するか、場合わけをしています。
具体的には
except FileNotFoundError
によってファイルが存在しなかった場合の例外処理を指示します。
で、実際にファイルは存在しないので
print('例外処理が実行されましたね。\nファイルがないから発生したんですよ。')
と、メッセージが表示されます。
ちなみに\nは改行を意味します。
それから
except Exception as b: print(b)
はその他の例外の場合の処理を意味します。
で、print(b)でどんなエラーが出たか
表示するように記述しています。
実行すると
例外処理が実行されましたね。
ファイルがないから発生したんですよ。
と表示されます。
【Python入門】例外処理を例題を使って学習2
次に例題2をご覧ください。
#例題2例外処理 a = ['みじめ','幼稚','能力不足','プライドだけ高い'] try: print(a[100]) except IndexError as b: print('そんなにリストの要素はないですよ!', b) except Exception as b: print(b)
例題2について解説していきますね。
a = ['みじめ','幼稚','能力不足','プライドだけ高い']
リストaの中に’みじめ’,’幼稚’,’能力不足’,’プライドだけ高い’という要素が入っています。
リストについて詳しく学んでみたい方はこちらをご覧ください。
⇒【Python】タプルとは?リストとタプルの違いについても解説
次に
try: print(a[100])
try文の中に
「リストaの100番目の要素を表示しなさい」という記述があります。
リストの一番左の要素は0なので、100番目の要素は左から101番目の要素になります。
リストaは4つしかないので
101番目の要素を表示できません。
したがってエラー(例外)になります。
そんな場合には
except IndexError as b: print('そんなにリストの要素はないですよ!', b)
そんな場合の例外処理として
IndexErrorを使用します。
で、実際にリストaの範囲外の処理が記述されていました。
だから、例外処理が実行され、『そんなにリストの要素はないですよ!』と
表示されます。
それから
except Exception as b: print(b)
どんなエラー(例外)が起きたのか
表示させるように記述しています。
実行すると
インデックスが範囲外です list index out of range
と表示されます。
【Python入門】例外処理まとめ
以上のように例外処理を記述しておくことで
コンピューターが破壊されるような恐ろしいエラーを避けることができます。
また、どんな例外(エラー)が起きているのか
例外処理をしておくことでわかるので
より正確なプログラミングを組むことが可能になります。
以上で例外処理に関する解説を終わります。
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