この記事ではPythonにおいて
・文字列を結合させる方法
・文字列から狙った文字列だけを抽出する方法
・文字列を繰り返す方法
などについて解説していきます。
【Python】文字列を結合させる方法
Pythonでは演算子の一つ、+を使うことで
文字列を結合させることができます。
「演算子って何?」という方、
演算子といってもいろいろあります。
こちらの記事で演算子についてまとめてますので
気になる方はご覧ください。
それから文字列を結合させる以外にも
いろんないじり方があります。
詳しくはこちらの記事をご覧ください。
それでは本題に戻ります。
文字列を結合させる方法1.+を使う
文字列を結合させたいなら『+』を使います。
例題1をご覧ください。
# 例題1 a = '太鼓腹の' b = 'ケニア人と' c = '花火大会に行った' d = a + b + c print(d)
例題1では
変数aに『太鼓腹の』を代入し
変数bに『ケニア人と』を代入し
変数cに『花火大会に行った』代入しました。
そして
d = a + b + c
と、a + b + c
で、それぞれの文字列を結合させています。
aには『太鼓腹の』しかありませんが
+とbやcと結合させることで
『太鼓腹のケニア人と花火大会に行った』
という文章になるわけですね。
そして『太鼓腹のケニア人と花火大会に行った』という
結合された文字列を変数dに代入しています。
変数dをprint文で表示させた結果、
私たちの目に見える形で
『太鼓腹のケニア人と花火大会に行った』
という文章が表示されたわけですね。
例題1を実行すると
『太鼓腹のケニア人と花火大会に行った』
という文章が表示されました。
文字列を結合させる方法2.joinを使う
+を使わなくても
joinを使うことで、
文字列を結合させることができます。
それでは例題2をやっていきましょう。
# 例題2 c = ['太鼓腹の','ケニア人と','花火大会に行った'] d = ''.join(c) print(d)
例題2を実行すると例題1と同様に
『太鼓腹のケニア人と花火大会に行った』となります。
c = ['太鼓腹の','ケニア人と','花火大会に行った']
でcの中にリストとして
‘太鼓腹の’,’ケニア人と’,’花火大会に行った’
を入れます。
それから
d = ''.join(c)
で、変数cに入ったそれぞれの文字列を結合させます。
で、joinの前にある『”.』ですが
これで、単純に変数cに入った文字列を結合させています。
『”.』をよく理解するために
例題3をやってみましょう。
# 例題3 c = ['太鼓腹の','ケニア人と','花火大会に行った'] d = ','.join(c) print(d)
で実行すると
『太鼓腹の,ケニア人と,花火大会に行った』と
それぞれに『,』がつくようになります。
これは
d = ','.join(c)
の『’,’』が関係しています。
『’,’』によってそれぞれの文字列
‘太鼓腹の’,’ケニア人と’,’花火大会に行った’
にカンマ(,)つきで結合されるようになるんです。
# 例題4 c = ['太鼓腹の','ケニア人と','花火大会に行った'] d = '\n'.join(c) print(d)
例題4ではjoin(c)の前が’\n’となっています。
‘\n’はPythonでは改行するという意味です。
なので実行すると
太鼓腹の
ケニア人と
花火大会に行った
となります。
【Python】文字列を繰り返す方法
『*』を使うことで文字列を繰り返すことができます。
それでは実際にやってみましょう。
# 例題5 c = 'とっても' d = c * 5 print(d)
実行すると
『とってもとってもとってもとってもとっても』
と、『とっても』が5回繰り返されています。
こんな感じで*と数字によって
その数字分だけ文字列が繰り返されるようになります。
d = c * 5
と変数cに代入された『とっても』
が5回繰り返されます。
ではもう一つ例題をやってみましょう。
# 例題6 c = 'とっても' e = '大好きよ' d = c * 5 + e print(d)
先ほどの5回繰り返す『とっても』の次に
変数eに入っている『大好きよ』を『+』を使って
結合させています。
応用編ですね。
実行すると
となります。
【Python】狙った文字列を抽出する方法
狙った文字列を抽出する方法については
こちらの記事でも解説しています。
狙った文字列を抽出するなら
[]を使うことになります。
それでは例題をやっていきましょう。
# 例題7 c = '親の七光り医師' d = c[2] print(d)
実行すると『七』が表示されます。
d = c[2]
で、[2]とありますね。
これは親の七光り医師の一番左の文字『親』を0とカウントして
0(親),1(の),2(七),3(光)・・・
ということで、2の七が抽出され、
print文で表示されました。
もう一つ例題をやっていきましょう。
# 例題8 c = '親の七光り医師' d = c[-2] print(d)
実行すると『医』が表示されます。
d = c[-2]
となっていますが、
-1(師)、-2(医)、-3(り)・・・
と、マイナスがつくと
一番後ろの文字からカウントしていきます。
# 例題9 c = '親の七光り医師' d = c[0:4] print(d)
実行すると『親の七光り』と
表示されます。
d = c[0:4]
で、[0:4]となっていますね。
これは0(親)から4(り)まで
抽出しなさいという意味です。
以上で文字列の結合、抽出、繰り返しについての
解説を終わります。
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