- 2018-9-5
- pythonプログラミング, with
- as, python, with文
- 【Python】with文の使い方についてasとからめて解説 はコメントを受け付けていません
この記事ではwith文について解説していきます。
また、with文の中にasを入れる記述方法についても解説していきます。
【Python】with文とasを使ってファイルの書き込みをする方法
前回の記事ではファイルを開いたり読み込んだりする方法について解説しました。
⇒【Python】ファイルの読み込み方法をわかりやすく解説
ちなみにファイルを開くのにopen()を使いましたし
ファイルの読み込みにread()、ファイルを閉じるのにclose()を使いましたね。
また、ファイルの書き込みは
x = open('konn.txt', 'w')
と第2引数にwと記述することで実現できました。
前回までの方法だと
コードの記述がやや長ったらしくなります。
そこで、今回解説するwith文が登場するわけです。
例題1をご覧ください。
#例題1 x = 'Is this a flower or a dog?' y = open('doubutu.txt', 'w') z = y.write(x) y.close() print(x)
例題1は前回解説したopenやwを使ってファイルの書き込みを行いました。
コードの意味合いについてはこちらの記事で解説しています。
⇒【Python】ファイルを開く・ファイルに書き込みする方法
実行すると
Is this a flower or a dog?
と表示されつつ、
doubutu.txtというファイルが作成されます。
そしてdoubutu.txtというファイルを開くと
Is this a flower or a dog?
という文字列が書き込まれています。
で、例題1のような記述方法でなくても
with文とasを使うことで
より短い記述で目的を達成することができるんです。
例題2をご覧ください。
#例題2 x = 'Is this a flower or a dog?' with open('doubutu.txt','w') as y: y.write(x) print(x)
例題2は例題1とまったく同じ結果が得られます。
例題2について解説していきますね。
まず変数xにIs this a flower or a dog?という文字列を代入します。
それから
with open('doubutu.txt','w') as y:
先ほどのIs this a flower or a dog?という文字列を
doubutu.txtというファイルに書き込みます。
そのときにwith文を使います。
最初にwithと記述し、そのあとにopen関数を使います。
open関数の後に、asと書いて、ファイルのオブジェクト名を書き、『:(コロン)』
を入れましょう。
それから
y.write(x)
インデント(空白を開けること)をとって、write関数を使って
ファイルの書き込みを行います。
こんな感じでwith文とasを使うことで
close関数を使用する必要がなくなり、
例題1よりも短いコードで目的を達成することができるようになるんです。
例題1と比べて1行少ないだけですが
それでも、大規模なプログラミングなら何十行、
何百行の差になってくることもあるので、
意味のあることです。
【Python】with文とasを使ってファイルの読み込みをする方法
例題3をご覧ください。
#例題3 x = open('doubutu.txt', 'r') y = x.read() x.close() print(y)
例題3は前回の記事で解説した方法で
ファイルの読み込みを行いました。
⇒【Python】ファイルの読み込み方法をわかりやすく解説
実行すると
Is this a flower or a dog?
と表示されます。
例題3をwith文で書き換えてみましょう。
例題4のようになります。
#例題4 with文を使ったファイルの読み込み with open('doubutu.txt','r') as y: print(y.read())
かなりすっきりしましたね。
with open('doubutu.txt','r') as y:
withの後に、open()関数を使ってdoubutu.txtを開き、第2引数でrを使うことで
ファイル内容を読み込んでいるわけです。
それから
print(y.read())
とすることで、doubutu.txtを読み込み
表示させているわけですね。
with文を使うことで
close関数を使わなくてもファイルを閉じることが可能です。
したがって、with文を使うということは
より、短い記述で目的を達成することができますし
ファイルの閉じ忘れを防止することもできるわけですね。
そういった意味では
ファイルの読み書きに関して
with文はかなり使い勝手がよいものだといえますね。
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