- 2018-8-26
- pythonプログラミング, モジュール
- python, インポート, モジュール, モジュールとは
- 【Python】モジュールをインポートする方法 はコメントを受け付けていません
Pythonは人工知能を使って会話ができるようになったり
日本語を解析したり、すごく活用範囲が広いプログラミング言語です。
当ブログでも人工知能を使ったチャットボットの作成方法や
形態素解析などの手法についても解説しています。
詳しくは以下の記事をご覧ください。
⇒形態素解析とは?Pythonおすすめの形態素解析ツールは?
⇒Dialogflowの使い方を理解して会話ができるAIを作ってみよう
ところで、Pythonを勉強した後、
チャットボットなどのプログラムを作っていくわけですが・・・
そういった一つ一つのプログラムをモジュールといいます。
で、できたモジュールってimport(インポート)することができるんです。
要するに、別のプログラムにも
インポートすることでモジュールを再利用することができます。
モジュールをインポートして再利用することで
無駄にたくさんコードを記述する必要がなくなるわけです。
ミスも減るし、短時間でコードを書けるし
一石二鳥です。
この記事ではモジュールをインポートする方法について解説します。
目次
【Python】モジュールをインポートするには・・・
先ほど、プログラムをモジュールと言いましたが
もう少し詳しく説明しますと、モジュールとはファイルのことです。
で、モジュールから関数を呼び出すことができます。
関数についてはこちらの記事で詳しく解説しています。
⇒【Python】関数を定義する方法・呼び出しや引数についても解説
⇒【Python入門】関数で複数の値を戻り値として得るには?
では、実際に例題を使ってモジュールをインポートする方法について
解説していきます。
# 例題1 mathというモジュールをインポートしてみます。 import math x = 30 y = math.radians(40) z = x * math.tan(y) z = math.floor(z * 100)/100 print(str(z) + "メートル")
例題1ではmathというモジュールをインポートしてみました。
こんな感じで、先人が作ったファイル(モジュール)を
インポートすることができるんです。
こうすることでたとえば、上記のような複雑な計算でも
簡単に実行することができます。
実行すると
となります。
こんな感じで簡単に先人が作成したモジュールを
インポートすることができます。
【Python】自作のモジュールをインポートするには・・・
先人のモジュールだけでなく
あなたが作ったモジュールだって当然、インポートすることができます。
ここで使用するファイルはあらかじめ用意しておいた自作ファイルです。
Jupyternotebookで作成しています。
Jupyternotebookの使い方についてはこちらの記事をご覧ください。
⇒Jupyter Notebookの使い方
以下の画像をご覧ください。
自作ファイルです。
拡張子が『.py』となっていますね。
これはPythonのファイルを意味しています。
こんなコードを書いています。
def konkon(): return "Hello"
こちらのファイルには
konkonという関数が定義されています。
関数の定義についてはこちらの記事をご覧ください。
⇒【Python】関数を定義する方法・呼び出しや引数についても解説
で、konkonという関数は
『Hello』という文字列を戻り値として戻すだけの
すごく簡単にコードになっています。
戻り値について詳しくはこちらの記事をご覧ください。
⇒【Python入門】関数で複数の値を戻り値として得るには?
このファイルをモジュールとしてインポートし、
関数を呼び出してみますね。
例題2をご覧ください。
# 例題2自作モジュールをインポート import konnitiha11 print(konnitiha11.konkon())
実行してみると
『Hello』
と表示されます。
こんな感じで
import 自作ファイル名
を書きます。
そしてこのモジュール名を使って
関数konkon()を呼び出しています。
こんな感じで別のファイルをモジュールとしてインポートし
その中の関数を呼び出すことができます。
【Python】インポートするモジュール名を変更する方法
asを使えば
インポートするモジュール名を変更することができます。
さっそく例題をやっていきましょう。
# 例題3 asを使ってモジュール名を変更する import konnitiha11 as ohayou print(ohayou.konkon())
例題3では例題2で使ったファイル『konnitiha11』に対して
asを使って『ohayou』というモジュール名に変更しています。
例題3を実行すると例題2と同じように
『Hello』と表示されました。
asを使ってモジュール名を変更するメリットは何でしょう?
もし仮に元の名前が長くて見にくかったとしても
短い名前に変更することで、コード全体が短くなり
見やすくなるところがメリットです。
【Python】狙った関数だけをインポートする方法
fromを使えば、狙った関数だけを
インポートすることができます。
さっそく例題4をやってみましょう。
# 例題4 fromを使って狙った関数だけをインポート from konnitiha11 import konkon print(konkon())
こんな感じで
from ファイル名 import 狙った関数名
とすることで、狙った関数だけをインポートすることができます。
関数がインポートされているので
print(konkon())
とprint文の中身も関数名のみとなっています。
例題4を実行するとやはり
『Hello』と表示されます。
こんな感じでモジュールや狙った関数をインポートすることで
簡単に効果的なものをあなたが今作っているプログラムに
取り入れることができます。
ぜひ、取り入れてみてください。
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